「わたしの趣味はボランティアだ
わたしはいい人になりたい
笑えなくてもいいから
誰かのために泣いてあげられる人になりたい」
~~19歳のみゆきは高校を中退し、今はボランティア活動をしている。
3年前、クラスメートの長谷川君が自死を選んだ。
長谷川君が自死する直前に、みゆきに電話をかけてきた
長谷川君は親しいどころか、会話をかわしたこともない人だった
長谷川君の未来は途切れ、みゆきは泣くことができなくなった。
昨晩、みゆきの弟・政人の同級生・赤堀君が自死した。
彼の遺書には「政人を許さない」と書かれていた。~~
《感想》
・このお話で、命の大切さをもっと知ることができました。私も、命を大切にし、友達を大切にしたいと思いました。(小5)
・色々考えさせられる劇でした。次から次へとたくさんの感情が出てきました。一つ一つの人生、´命´に考えさせられた。人生ってエチュードで、何があるか分からなく、行き当たりばったりということだと思いました。(高2)
・重いテーマを直球でバンバンぶつけられて、自分の中で消化しきれませんでした。サークルや家族やいろんなところで皆と語りたい!と、強く思った芝居でした。死ぬこと、生きていくこと、人と関わるということ、無関心ということ、残される人たちの事、罪について、罰について、いろんなテーマで丁寧に話をしたいです。(大人)
・とても重いテーマでした。さすが、重松清。未来は生きていないと来ないなあと思ったし、やりたいこと、いっぱいないと先をみて生きていけないなあと思いました。子どもが、いじめる側とか、いじめられる側にたつとき、親としてどうしていけばいいのか、と思った。(大人)